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2010年03月25日 (Thu)
 さて、で「いかに早く、正確に設問と選択肢を読めるか」がTOEICでもっとも重要なスキルだという話をしました。
 リーディングにおいて、問題のパッセージ自体よりも、設問と選択肢を正確に読めることが大事で、それができないとその問題は落としたも同然だよ、という話ですね。
 ついでにいっておくと、設問と選択肢をのんびり読んだりすると、そこで時間を食ってしまって、結局時間内に最後まで解き切れず、最後は「塗り絵」をすることになっちゃうなんてことも考えられます。
 そんなわけで設問と選択肢こそ「早く、正確に」読めることが重要なのです。

 この「早く、正確に設問と選択肢を読む」という技術は、実は、リーディングだけではなく、リスニングについても同じことがいえます。
 リスニングの難関、パート3、4についても、選択肢と設問を早く正確に読めるかどうかで結果が大きく分かれてしまうのです。

 ところでリスニングの際、皆さんは「先読み」をしているでしょうか?
 先読みとは、ディレクション(試験、各パートの説明)や各設問が読み上げられている間に、次の設問と選択肢にざっと目を通しておくことです。

 他の方がどうしているかは知りませんが、僕は試験が始まったらまずパート1の画像をざっと把握して、あとの時間はすべてパート3の設問と選択肢を2問ぶん(設問でいうと41~46まで)読んでおくことに使っています。
 パート2のディレクションの時間も同様に使います。
 時間的にはそれ以上読めなくもないでしょうが、たぶん忘れちゃうので意味がないかな。
 そうやっておくと、最初の2問を聞くのがぐっと楽になるので、パート3の最初の2問を確実に取って、あとは落ち着いて、今解いた設問が読まれている間に次の問題の設問と選択肢に目を通す、といった流れで挑んでいます。
 ちなみに、設問44が読まれている間に設問47の問題文と選択肢を読み、45の間に48、46のとき49、といった具合に、今先読みしている設問と対応する一つ前の問題の設問が読まれているのを時間的な目安にしています。

 設問はもちろんのこと、選択肢にいたってはヒントどころかそこに「正解」がそのまんま書かれているわけですから、できることなら全問選択肢まで先読みできたら、これはかなりおいしいです。
 聞いてから読む、聞きながら読む、よりも読んでから聞くほうが正解が見えやすいのはいうまでもないことです。

 しかし当然のことながらリスニングはリーディング以上に時間制限がシビアなので(何せ強制的に次の問題は始まりますからね)、のんびり先読みする時間はありません。
 上の僕のやり方で、ギリギリ全問はついていけるかいけないか、くらいです。
 むしろ焦ってしまって「いー」となってしまうこともしばしばあります。

 そこで、「早く、正確に設問と選択肢を読む」ことが重要となってくるのです。
 リスニング、というと聞くことばかりが重要視されちゃうと思いますが、

実はリスニングでも「読む」能力が試されている

ということがいえると思います。

 僕は誰からもTOEICの解き方を教わったわけではないのでこれが正攻法かは分かりませんが、少なくともこのやり方でリスニング490を取ることができたので間違っちゃいないんだろうと思います。

 では、TOEIC試験における「早く、正確に設問と選択肢を読む」ことの重要性を理解していただいたということにして、次回はいかにその能力を伸ばすかについて述べます。

TOEICでもっとも重要なスキル(勉強法)
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